名古屋市立第二斎場|市民の火葬料5,000円とアクセス・予約
まず、この記事の要点
名古屋市立第二斎場(港区東茶屋三丁目123番地)の火葬料・アクセス・予約の建付けを、名古屋市と斎場公式サイトの表記のまま整理します。火葬料は大人・名古屋市民5,000円。八事斎場の再整備期間中、名古屋市立で人体火葬を行うのはこの1か所です。
根拠と詳しい説明へ筆者は本記事で扱うサービスの利用経験・利害関係はありません。本記事は自治体・省庁の公式情報と公開データを整理したものです。
「名古屋市立第二斎場 料金」で調べている方が知りたいのは、たぶん施設の紹介ではなく、いくらかかるのか・どこにあるのか・どうやって順番を取るのかの3つだと思います。この3つは性質が違います。前の2つは公式に額と場所が示されていて調べれば確実に分かりますが、3つ目の「予約」だけは建付けが少し変わっていて、公式ページを読んでも遺族個人向けの手順にはたどり着けません。先にそこを分けて書きます。
結論から言うと、次のとおりです(出典はいずれも下の出典欄・2026-09-13確認)。
- 火葬料は八事斎場と共通で、大人・名古屋市民が 5,000円、名古屋市民以外が 70,000円
- 所在地は「名古屋市港区東茶屋三丁目123番地」、開場時間は「午前8時45分から午後5時30分」、休場日は「元旦」
- 令和7年4月から令和10年5月までは、八事斎場(天白区)が再整備で人体火葬を休止しているため、名古屋市立で人体火葬を行うのは第二斎場だけです
- 予約については、遺族個人が申し込む手順や空き状況を照会する窓口の案内を、当サイトが確認した範囲では見つけられませんでした。名古屋市は補助制度のページで、第二斎場の予約ができなかったことの証明書について「ご利用される葬祭業者様にご相談ください。」と書いています
順に、原典の表記のまま見ていきます。
① 所在地・アクセス・駐車場
第二斎場の公式サイトが示している所在地と交通は次のとおりです。
| 項目 | 公式サイトの表記 |
|---|---|
| 所在地 | 〒455-0851 名古屋市港区東茶屋三丁目123番地 |
| 最寄り駅 | 名古屋臨海高速鉄道あおなみ線「荒子川公園」駅 |
| バス停 | 名古屋市営バス 東海11系統「南陽大橋西」下車 徒歩約5分 |
| 駐車場 | 約180台(無料) |
| 開場時間 | 午前8時45分から午後5時30分 |
| 休場日 | 元旦 |
| 電話 | TEL.052-303-0606 |
(出典:名古屋市立第二斎場 公式サイト トップページ・2026-09-13確認)
ここで1つ注意があります。「徒歩約5分」が付いているのはバス停の「南陽大橋西」のほうで、あおなみ線「荒子川公園」駅からの所要時間は、当サイトが確認した範囲では公式サイトに記載を見つけられませんでした。 駅から歩くつもりで段取りを組む場合は、実際の距離を地図で確認しておいたほうが安全です。
駐車場は、トップページでは「約180台(無料)」と書かれています。施設概要のページのほうは「駐車場180台」と台数だけを挙げており、そちらでは無料かどうかの表記を当サイトは確認できませんでした。同じサイトの中で書き方が2通りあるので、この記事では両方をそのまま載せておきます。
施設の規模は、施設概要のページに次のように書かれています。供用開始は「平成27年7月13日」、施設概要は「お別れ室(告別・拾骨室)30室/休憩室30室/火葬炉30基(うち大型炉2基)/駐車場180台/津波避難ビル」。運営については「第二斎場は太陽・近鉄グループが指定管理者として管理運営を行っています。」とあり、連絡先は「太陽・近鉄グループ TEL.052-303-0606」です(出典:名古屋市立第二斎場「施設概要」・2026-09-13確認)。
火葬炉が30基あるという数字は、後で出てくる名古屋市の火葬待ち対策の前提になっています。ただし市の試算は30基そのままではなく、「注)第二斎場の火葬炉数は30炉。うち1炉は予備炉とするため、1日当たり29炉稼働します。」として29炉で計算されています。単純な建物の大きさの話ではなく、この期間に名古屋市の火葬をこの1か所で引き受けているという意味の数字です。
② 火葬料(八事斎場・第二斎場共通)
火葬料は八事斎場と第二斎場で共通です。名古屋市の「市立斎場の使用料金」に掲載されている額を、自社DBに収録している値で表示します。
| 項目 | 名古屋市民 | 名古屋市民以外 |
|---|---|---|
| 火葬料金 大人 | 5,000円 | 70,000円 |
| 火葬料金 小人(10歳未満) | 2,500円 | 35,000円 |
(出典:名古屋市「市立斎場の使用料金」/自社DB・2026-08-16取得)
この表に載せていない区分があります。 名古屋市の料金ページは、通常の火葬料金の表のなかに「死産児」の行を置き、さらに別の表として「人体の一部を火葬する場合の火葬料金」「胞衣及び産汚物の火葬料金」「遺体保管室の使用料金」を掲載しています。これらは自社DBに行として持っていないため、この記事では額を書きません(DBに無い数字を本文に手打ちすると、原典が改定されたときに記事だけが古いまま残るためです)。必要な方は上の出典リンクから名古屋市の料金ページを直接ご覧ください。
大人の市民以外の額は、市民の額の14倍にあたります。他都市の市民料金・市外料金との比較は 市外の火葬場を使うと何倍払うのか——市民/市外料金の6都市比較 と 火葬料金の6都市比較——住民5,000円から59,600円まで に一覧があります。名古屋市全体で公的に決まっている額を積み上げた検算は 名古屋市で親を送る——火葬料5,000円(八事斎場休止中)と葬祭費5万円、区の単位で見たものは 熱田区の葬儀・葬式費用 にまとめています。
③ 「市民料金」で読めるのは誰か——判定は亡くなった方の住所地
名古屋市は市民か市民以外かの判定基準をこう書いています。
「死体火(埋)葬許可証」に記載された死亡者の住所地で、名古屋市民であるかどうかを確認いたします。
(出典:名古屋市「市立斎場の使用料金」・2026-09-13確認)
判定されるのは亡くなった方の住所地であって、喪主や申込者の住所地ではありません。名古屋市に住民登録があった方であれば、子どもが県外に住んでいても市民料金の側で読むことになります。逆に、名古屋市外に住んでいた親を名古屋市内の斎場で送る場合は、市民以外の額になります。
同じページには、後から差額を求められる場合があることも書かれています。「(火葬後、市内住所から市外住所へ訂正があった場合は、使用料金の差額分について、追加徴収をお願いすることとなりますのでご留意ください。)」という一文です。
火葬料が免除される場合も2つ挙げられています。「名古屋市民であり、生活保護法により保護を受けていた方の遺体を火葬するとき」と「名古屋市民であり、中国残留邦人等に関する法律により支援給付を受けていた方の遺体を火葬するとき」です。手続きについては「いずれの場合も、各斎場において火葬受付時に確認書類(1は「生活保護受給証明書」、2は「本人確認証」)を提示し、申請を行う必要があります。」と書かれています(出典:同上)。手続きの場所が区役所ではなく火葬受付である点が、葬祭費など他の給付と違うところです。
④ 有料休憩室
火葬のあいだに使う休憩室は、斎場ごとに額が違います。第二斎場のほうが八事斎場より高く設定されています。
| 施設 | 項目 | 名古屋市民 | 名古屋市民以外 |
|---|---|---|---|
| 第二斎場 | 有料休憩室(1室1回) | 4,000円 | 6,000円 |
| 八事斎場 | 有料休憩室(1室1回) | 3,000円 | 4,500円 |
(出典:名古屋市「市立斎場の使用料金」/自社DB・2026-08-16取得)
八事斎場の欄も並べていますが、これは料金表に両方が載っているためで、令和10年5月までの人体火葬は第二斎場のみです(→ 名古屋市立八事斎場は人体火葬を休止中(令和10年5月まで))。単位が「1室1回につき」なので、参列者の人数ではなく部屋の数で決まります。
なお有料の休憩室とは別に、施設概要のページには「無料休憩コーナー」「キッズコーナー」「授乳室」「喫茶・売店」の紹介があります。喫茶の支払いについては、Q&Aが「お支払いは、恐れ入りますが現金のみとなっております。」と書いています(出典:名古屋市立第二斎場「施設概要」「Q&A」・2026-09-13確認)。
⑤ 予約は誰がどう取るのか——公式ページで確認できたこと、確認できなかったこと
ここが、この記事でいちばん慎重に書くべきところです。
名古屋市の公式ページにも第二斎場の公式サイトにも、遺族個人が予約を申し込む手順や、空き状況を照会する窓口の案内を、当サイトが確認した範囲では見つけられませんでした(2026-09-13時点。確認したのは名古屋市「市立斎場の使用料金」「八事斎場再整備」「名古屋市市外火葬場利用料金補助制度」の3ページと、第二斎場公式サイトのトップ・施設概要・Q&Aの3ページです)。これは「予約できない」という意味でも「電話予約が不可である」という意味でもありません。当サイトがその日に開いた6ページの範囲で案内を見つけられなかった、というだけの話です。
では何が分かるか。予約の経路そのものを説明した記載は見つけられませんでしたが、名古屋市が予約の可否について誰に相談するよう書いているかは分かります。市外火葬場利用料金補助制度のページの説明文は次のとおりです。
八事斎場再整備期間中(令和7年4月から令和10年5月まで)、名古屋市立第二斎場の予約ができなかったために、第二斎場以外の火葬場を利用した場合に、火葬料金の半額を補助します。補助金の申請には、第二斎場の予約ができなかったことの証明書が必要です。ご利用される葬祭業者様にご相談ください。
(出典:名古屋市「名古屋市市外火葬場利用料金補助制度」・2026-09-13確認)
同じページの「その他」には「原則、ご利用された葬祭業者を通して申請してください。」「(補助対象者が直接申請することも可能です。)」と書かれています。予約が取れたか取れなかったかを証明する書類の相談先として、市が名前を挙げているのは葬祭業者です。 この一文が直接かかっているのは補助金申請に必要な証明書の相談先であって、予約そのものの窓口を示したものではありません。ここから言えるのは、予約が取れなかったという事態に市が葬祭業者を介在させている、というところまでです。遺族が自分で斎場に申し込めるかどうかについては、これらのページからは判断できませんでした。
もう1つ、名古屋市は再整備のページで、第二斎場に集約されている期間の運用をこう説明しています(出典:名古屋市「八事斎場再整備」・2026-09-13確認)。
| 対策 | 原典の記載 |
|---|---|
| 1日あたりの回数 | 「1日1炉当たりの火葬件数を2件から3件に増やします。」 |
| 開場日 | 「元日を除き毎日開場します。」 |
| 市民の枠 | 「市民優先予約枠を設けて、市民の皆様の火葬を優先的に確保します。」 |
| 年間の枠 | 「再整備中:3件/日×364日/年×29炉=31,668件」(従来は19,372件) |
| 直近の実績 | 「火葬件数:28,624件(令和5年度実績)」「注)令和5年度実績は八事斎場と第二斎場の火葬件数の合計」 |
市は「31,668件の火葬枠を設けることから、令和5年度実績の28,624件と比較しても3,000件以上の余裕があります。」と書いていますが、同じページには「冬季などの火葬件数が多い時期に予約が取りづらい状況が発生する可能性があるため、市民優先枠を設けます。」という一文も並んでいます。枠の総数には余裕があるが、時期によっては取りづらいことがあるという、2つの記述が同じページに置かれている状態です。
読者の側の実務としては、次の2点になります。第一に、火葬の日時が決まらなければ通夜・葬儀の日程も置きようがないので、葬儀社を決める段階でこの枠の話を先に聞くこと。第二に、市民優先予約枠がどう運用されているか(誰がいつ申し込めるのか)については、当サイトは公式ページで具体的な手順を見つけられなかったため、そこも葬儀社に確認する項目に入れておくことです。
予約が取れなかったときの手続きで市が葬祭業者を介在させている以上、読者にとっては葬儀社を決めるところが実質的な出発点になるということでもあります。病院で紹介された葬儀社をそのまま使うかどうかは搬送とは別の契約の話なので、その論点は 病院で紹介された葬儀社をそのまま使うべきか——搬送と葬儀は別の契約 に分けて書いています。公営と民間で使える人や料金がどう違うかは 公営斎場と民間斎場は何が違うか——使える人・料金・待ち日数 にまとめました。
⑥ 当日の流れ——Q&Aに書かれていること
第二斎場のQ&A(ページ内の最終更新は2026年6月6日)から、当日の段取りに効くものを挙げます。すべて原典の表現です(出典:名古屋市立第二斎場「Q&A」・2026-09-13確認)。
- 拾骨までの時間:「拾骨までは、平均して火葬開始から1時間前後となっております。ただし、当日の状況によりお時間がかかる場合がございますので、あらかじめご了承ください。」
- 外出:「やむを得ず外出される場合は、火葬開始後1時間を目安にお戻りくださいますようお願いいたします。」
- 案内の方法:「拾骨の準備が整いましたら、館内放送にてご案内いたします。」「館内放送では、お別れ室の番号とお名前をお呼びいたします。」
- 拾骨の方式:「第二斎場での拾骨は、 特にご要望がない場合は部分拾骨 となります。」「全てのお骨を収める 全骨拾骨 など、部分拾骨以外をご希望の場合は、事前にご相談ください。」
- 館内:「恐れ入りますが、館内での飲酒はご遠慮いただいております。」「恐れ入りますが、館内は電子タバコを含め全面禁煙となっております。」「恐れ入りますが、場内での写真・動画撮影はご遠慮いただいております。」
- 食事:「申し訳ございませんが、第二斎場では仕出し弁当のご用意は行っておりません。」
このなかで事前に決めておいたほうがよいのは、拾骨の方式です。既定が部分拾骨で、全骨を希望する場合は「事前にご相談ください」と書かれています。当日その場で言えばよいものではない書き方なので、遺骨を全部持ち帰るつもりがあるなら、葬儀社との打ち合わせの段階で伝えておくことになります。
なお、名古屋市内のどちらの斎場を使えるかについて、Q&Aは「名古屋市で利用できる市立火葬場は、 お住まいの地域による利用区分はありません。 お住まいの地域にかかわらず、どちらの斎場もご利用いただけます。」と書いています。区によって行き先が決まっている自治体もありますが、名古屋市はそうではない、ということです(ただし令和10年5月までは人体火葬の選択肢が第二斎場だけです)。
⑦ 第二斎場が取れなかったとき——名古屋市市外火葬場利用料金補助制度
第二斎場の予約が取れず、市外(愛知県内)の火葬場を使うことになった場合に、名古屋市は火葬料金の半額を補助する制度を設けています。原典の骨格は次のとおりです(出典:名古屋市「名古屋市市外火葬場利用料金補助制度」・更新日2026年9月10日・2026-09-13確認)。
| 項目 | 原典の記載 |
|---|---|
| 補助額 | 「火葬された火葬場が定める人体火葬に要する管外料金の半額」 |
| 補助対象者 | 「原則、火葬の許可を受けて火葬を行った方(火(埋)葬許可証の申請者の方)」 |
| 必要書類(一部) | 「名古屋市立第二斎場予約不能証明書」 |
| 申請期限 | 「原則、火葬された日の翌月の末日」 |
| 支給予定日 | 「申請書が提出された日(名古屋市に届いた日)の翌月の末日」 |
| 申請の経路 | 「原則、ご利用された葬祭業者を通して申請してください。(補助対象者が直接申請することも可能です。)」 |
支給要件は「次の要件をすべて満たす場合に対象になります。」として6つ挙げられています。「死亡された方が、死亡日時点で本市の住民基本台帳に記録されていた。」「令和7年4月から令和10年5月までに火葬をした。」「第二斎場以外の愛知県内の火葬場で火葬をした。」「第二斎場の予約ができない日に火葬をした。」「火葬された火葬場が定める管外料金を支払った。」「火葬料金に係る補助金を他の自治体から受け取っていない。」の6つです。
実務で効くのは3つ目と4つ目です。「愛知県内の火葬場」と限定されているので、県境を越えた火葬場を使った場合は要件から外れます。また「第二斎場の予約ができない日に火葬をした」という要件があるため、予約が取れる日をあえて外した場合は対象にならない書き方になっています。
補助額は「管外料金の半額」で、半額になる元の額は使った火葬場が決めている市外料金です。したがって、いくら戻るかは火葬場によって変わります。名古屋市はこの点について「愛知県内の火葬場と利用した際の補助金額の一覧を掲載しています。」と書かれたお知らせチラシ(PDF)を同じページに置いています。
申請期限の原典表記は「原則、火葬された日の翌月の末日」です。「原則」と書かれているため例外がありうる形になっており、当サイトはこれを例外のない締切としては扱いません。ただ、この記事で扱う項目のなかでは、期限が月単位まで示されている数少ないものです。第二斎場が取れずに他の火葬場を使うことになった段階で、葬儀社に「予約不能証明書」の話を出しておくと、この期限のなかで手続きを進めやすくなります。
⑧ 葬祭費——火葬料とは別に、後から申請する給付
故人が名古屋市の国民健康保険、または愛知県後期高齢者医療広域連合の後期高齢者医療に加入していた場合、葬祭費が支給されます。受け取る人の表記は制度によって違い、名古屋市の国民健康保険は「世帯主または葬祭執行者」、後期高齢者医療は「葬祭を行った方」です。
| 制度 | 金額 | 原典の書き方 |
|---|---|---|
| 国民健康保険 | 50,000円 | 「世帯主または葬祭執行者に対し、葬祭費として50,000円が支給されます。」(名古屋市) |
| 後期高齢者医療(愛知県後期高齢者医療広域連合) | 50,000円 | 「被保険者がお亡くなりになったときは、葬祭を行った方に葬祭費として5万円を支給します。」(広域連合) |
(出典:名古屋市「【電子申請】国民健康保険における葬祭費の支給申請」/愛知県後期高齢者医療広域連合「葬祭費」・いずれも2026-08-30確認)
これは斎場の窓口で差し引かれるものではなく、後から申請して振り込まれる給付です。名古屋市のページには「(注)未納となっている保険料または延滞金がある場合は、支給を受けられない場合があります。」という注記が付いているので、手元の現金の計画に確実な収入として組み込まないほうが安全です。可否を判断するのは保険者であって、当サイトが示せる性質のものではありません。
勤務先の健康保険組合・協会けんぽなどの被用者保険に加入していた場合は、給付の名称も額も別の制度になります。申請の手順は 葬祭費の申請期限は2年——時効で消える給付金の申請手順、支給されないケースは 葬祭費が出ないケース——他保険優先・第三者行為・葬祭なしの扱い に分けて書いています。
⑨ この記事で額が決まっているのはどこまでか
最後に、範囲をはっきりさせておきます。第二斎場について公的に額が決まっているのは、火葬料と有料休憩室(と、この記事では扱わなかった遺体保管室などの区分)までです。そこから先の総額——寝台車、安置、棺、式場、飲食、返礼品、宗教者への費用——は葬儀社との契約で決まるもので、この記事の範囲外です。
そして⑤で見たとおり、予約が取れなかったときの証明書について名古屋市が相談先に挙げているのは葬祭業者でした(予約そのものの経路が公式に説明されているのは、当サイトでは確認できていません)。順番としては、葬儀社を決める → 火葬の枠を確かめる → 通夜・葬儀の日程が決まる、という流れになります。斎場の料金表は先に確認できますが、日程のほうは葬儀社と斎場のやりとりを経てはじめて決まる、というのがこの期間の名古屋市の状況です。
名古屋市全体の額を公的な料金から積み上げた検算は 名古屋市で親を送る——火葬料5,000円(八事斎場休止中)と葬祭費5万円 に、見積書のどこで総額が動くかは 葬儀の追加費用はどこで発生するか——式場・休憩室・待合室の公式料金 にまとめています。
よくある質問(FAQ)
Q1. 第二斎場の予約は電話でできますか? 遺族個人が予約を申し込む手順について、当サイトが確認した範囲では、名古屋市の公式ページにも第二斎場の公式サイトにも案内を見つけられませんでした(2026-09-13時点)。名古屋市は補助制度のページで、予約ができなかったことの証明書について「ご利用される葬祭業者様にご相談ください。」と書いています。これは電話予約ができないという意味ではなく、当サイトが確認したページに手順の案内が無かった、ということです。実際の申し込み方は依頼する葬儀社にご確認ください。
Q2. 名古屋市民以外だと、いくらになりますか? 大人の火葬料は 70,000円です。市民の額の14倍にあたります。判定されるのは亡くなった方の住所地で、名古屋市は「「死体火(埋)葬許可証」に記載された死亡者の住所地で、名古屋市民であるかどうかを確認いたします。」と書いています(出典:名古屋市・上掲・2026-09-13確認)。
Q3. 八事斎場は使えないのですか? 名古屋市は「令和7年3月31日をもって八事斎場での人体火葬を休止し、老朽化した施設の建替え工事を行っております。工事期間中は、港区にあります「名古屋市立第二斎場」をご利用ください。」と書いています(出典:名古屋市「八事斎場(人体火葬は休止中です)」・2026-09-13確認)。詳しくは 名古屋市立八事斎場は人体火葬を休止中(令和10年5月まで) に整理しています。
Q4. 拾骨まではどれくらい待ちますか? 第二斎場のQ&Aは「拾骨までは、平均して火葬開始から1時間前後となっております。」と書いています。あわせて「ただし、当日の状況によりお時間がかかる場合がございますので、あらかじめご了承ください。」との断りも付いています(出典:名古屋市立第二斎場「Q&A」・2026-09-13確認)。
Q5. 遺骨は全部持ち帰れますか? Q&Aは「第二斎場での拾骨は、 特にご要望がない場合は部分拾骨 となります。」「全てのお骨を収める 全骨拾骨 など、部分拾骨以外をご希望の場合は、事前にご相談ください。」と書いています(出典:同上)。既定は部分拾骨で、全骨を希望する場合は事前の相談が要るという書き方です。
Q6. 予約が取れなかったら、費用はどうなりますか? 名古屋市は市外火葬場利用料金補助制度を案内しており、補助額は「火葬された火葬場が定める人体火葬に要する管外料金の半額」です。申請には「名古屋市立第二斎場予約不能証明書」が必要で、申請期限は「原則、火葬された日の翌月の末日」と書かれています(出典:名古屋市「名古屋市市外火葬場利用料金補助制度」・2026-09-13確認)。対象は「第二斎場以外の愛知県内の火葬場で火葬をした。」場合です。
出典
- 名古屋市立第二斎場 公式サイト トップページ (2026-09-13 取得) 所在地は「〒455-0851 名古屋市港区東茶屋三丁目123番地」。最寄り駅は「名古屋臨海高速鉄道あおなみ線「荒子川公園」駅」、バス停は「名古屋市営バス 東海11系統「南陽大橋西」下車 徒歩約5分」、駐車場は「約180台(無料)」。開場時間は「午前8時45分から午後5時30分」、休場日は「元旦」、ページ上部に「重要:休場日は元日のみ」の表示。通常の火葬料金(八事斎場・第二斎場共通)は大人 名古屋市民5,000円/名古屋市民以外70,000円、小人 2,500円/35,000円、死産児 1,200円/16,800円。「「死体火(埋)葬許可証」に記載された死亡者の住所地で、名古屋市民であるかどうかを確認いたします。」。フッターに「名古屋市港区東茶屋三丁目123番地 | TEL.052-303-0606 | FAX.052-304-8875」。副葬品について「故人の愛用品や思い出の品であっても、以下に述べる品物については公害防止のため、また、ご遺骨や火葬炉の損傷防止のため、棺にお納めにならないように、ご協力をお願いいたします。」「※故人が、ペースメーカを装着されている場合は爆発するおそれがありますので、医師と相談し、事前の取り外しをお願いいたします。」。同ページに遺族個人向けの予約手順・空き状況の照会先の案内は確認できなかった(2026-09-13 に curl で逐語確認)
- 名古屋市立第二斎場 施設概要 (2026-09-13 取得) 「工期 着工:平成24年度/完成:平成26年度/供用開始:平成27年7月13日」。施設概要は「お別れ室(告別・拾骨室)30室/休憩室30室/火葬炉30基(うち大型炉2基)/駐車場180台/津波避難ビル」。「※ 第二斎場は太陽・近鉄グループが指定管理者として管理運営を行っています。」「連絡先:太陽・近鉄グループ TEL.052-303-0606 FAX.052-304-8875」。総合受付について「各種お問い合わせ、骨壺などの物品販売、火葬証明書の発行などを行っています。」。施設紹介の欄に「無料休憩コーナー どなたでも利用できる無料の休憩スペースです。」「キッズコーナー お子さまが安心して遊べるスペースです。」「授乳室」「喫茶・売店 軽食・飲み物などを販売しています。」「お別れ室 ご家族でゆっくりとお別れいただける静かな空間です。」「休憩室 火葬中におくつろぎいただける休憩室をご用意しています。」。敷地面積50,964.69平方メートル・延床面積14,993.30平方メートル・地上2階建。同ページにも予約の手順の記載は確認できなかった(2026-09-13 に curl で逐語確認)
- 名古屋市立第二斎場 Q&A (2026-09-13 取得) ページ内の「最終更新: 2026年6月6日」。「拾骨までは、平均して火葬開始から1時間前後となっております。ただし、当日の状況によりお時間がかかる場合がございますので、あらかじめご了承ください。」「やむを得ず外出される場合は、火葬開始後1時間を目安にお戻りくださいますようお願いいたします。」「第二斎場での拾骨は、 特にご要望がない場合は部分拾骨 となります。」「全てのお骨を収める 全骨拾骨 など、部分拾骨以外をご希望の場合は、事前にご相談ください。」「名古屋市で利用できる市立火葬場は、 お住まいの地域による利用区分はありません。 お住まいの地域にかかわらず、どちらの斎場もご利用いただけます。」「ただし、 令和7年4月から令和10年5月まで は、八事斎場(天白区)の再整備に伴い、 人体の火葬業務が停止 となります。この期間中、名古屋市立の火葬場(人体火葬)は 第二斎場のみ となります。」「第二斎場では、 動物の火葬は行っておりません。」「恐れ入りますが、館内での飲酒はご遠慮いただいております。」「恐れ入りますが、館内は電子タバコを含め全面禁煙となっております。」「恐れ入りますが、場内での写真・動画撮影はご遠慮いただいております。」「申し訳ございませんが、第二斎場では仕出し弁当のご用意は行っておりません。」「拾骨の準備が整いましたら、館内放送にてご案内いたします。」「館内放送では、お別れ室の番号とお名前をお呼びいたします。」「お支払いは、恐れ入りますが現金のみとなっております。」(喫茶の支払い方法についての設問への回答)「喫茶は、2階の20号室の隣にございます。」。全項目を通して、遺族個人が予約を入れる手順・空き状況を照会する窓口についての設問は確認できなかった(2026-09-13 に curl で逐語確認)
- 名古屋市 市立斎場の使用料金 (2026-09-13 取得) 更新日2025年10月16日。「八事斎場(天白区)および第二斎場(港区)の使用料金について」「市立斎場の使用料金は、名古屋市民の方と名古屋市民以外の方では料金が異なります。」「(火葬後、市内住所から市外住所へ訂正があった場合は、使用料金の差額分について、追加徴収をお願いすることとなりますのでご留意ください。)」。料金の見出しは「通常の火葬料金(八事斎場・第二斎場共通)」「人体の一部を火葬する場合の火葬料金(八事斎場・第二斎場共通)」「胞衣及び産汚物の火葬料金(八事斎場・第二斎場共通)」「死亡動物の火葬料金(八事斎場のみ)」「有料休憩室の使用料金」「遺体保管室の使用料金(八事斎場・第二斎場共通)」の6つ。通常の火葬料金(八事斎場・第二斎場共通)は大人5,000円/70,000円、小人(10歳未満)2,500円/35,000円、死産児1,200円/16,800円。市民判定は「「死体火(埋)葬許可証」に記載された死亡者の住所地で、名古屋市民であるかどうかを確認いたします。」。有料休憩室の使用料金は「八事斎場(1室1回につき)」3,000円/4,500円、「第二斎場(1室1回につき)」4,000円/6,000円。免除は「名古屋市民であり、生活保護法により保護を受けていた方の遺体を火葬するとき」「名古屋市民であり、中国残留邦人等に関する法律により支援給付を受けていた方の遺体を火葬するとき」の2つで「いずれの場合も、各斎場において火葬受付時に確認書類(1は「生活保護受給証明書」、2は「本人確認証」)を提示し、申請を行う必要があります。」。第二斎場のお問い合わせ先は「所在地:名古屋市港区東茶屋三丁目123番地 郵便番号:455-0851 電話番号:052-303-0606」。同ページに予約の受付窓口・受付時間の記載は確認できなかった(2026-09-13 に curl で逐語確認)
- 名古屋市 八事斎場再整備 (2026-09-13 取得) 更新日2025年10月16日。「令和7年4月から令和10年5月まで、八事斎場の再整備を行い、令和10年6月から新しい八事斎場の供用開始を予定しています。また、再整備期間中は八事斎場は人体火葬を停止(動物火葬は継続)しますが、市民の皆様の火葬は、第二斎場で対応させていただきます。」。「火葬待ちを発生させないための対策」として「市民の皆様の火葬待ちが発生しないよう、八事斎場の再整備期間中に限り、第二斎場において次のような対策を実施します。」「1日1炉当たりの火葬件数を2件から3件に増やします。」「元日を除き毎日開場します。」「市民優先予約枠を設けて、市民の皆様の火葬を優先的に確保します。」。年間火葬可能件数は「従来:2件/日×334日/年×29炉=19,372件」「再整備中:3件/日×364日/年×29炉=31,668件」「注)第二斎場の火葬炉数は30炉。うち1炉は予備炉とするため、1日当たり29炉稼働します。」。「火葬件数:28,624件(令和5年度実績)」「市民:25,796件(90.1%)、市民以外:2,828件(9.9%)」「注)令和5年度実績は八事斎場と第二斎場の火葬件数の合計」。「31,668件の火葬枠を設けることから、令和5年度実績の28,624件と比較しても3,000件以上の余裕があります。」「冬季などの火葬件数が多い時期に予約が取りづらい状況が発生する可能性があるため、市民優先枠を設けます。」。同ページにも市民優先予約枠の申込方法・受付窓口の記載は確認できなかった(2026-09-13 に curl で逐語確認)
- 名古屋市 名古屋市市外火葬場利用料金補助制度 (2026-09-13 取得) 更新日2026年9月10日。「八事斎場再整備期間中(令和7年4月から令和10年5月まで)、名古屋市立第二斎場の予約ができなかったために、第二斎場以外の火葬場を利用した場合に、火葬料金の半額を補助します。補助金の申請には、第二斎場の予約ができなかったことの証明書が必要です。ご利用される葬祭業者様にご相談ください。」。支給要件は「次の要件をすべて満たす場合に対象になります。」として「死亡された方が、死亡日時点で本市の住民基本台帳に記録されていた。」「令和7年4月から令和10年5月までに火葬をした。」「第二斎場以外の愛知県内の火葬場で火葬をした。」「第二斎場の予約ができない日に火葬をした。」「火葬された火葬場が定める管外料金を支払った。」「火葬料金に係る補助金を他の自治体から受け取っていない。」の6つ。補助額は「火葬された火葬場が定める人体火葬に要する管外料金の半額」。補助対象者は「原則、火葬の許可を受けて火葬を行った方(火(埋)葬許可証の申請者の方)」。必要書類に「名古屋市立第二斎場予約不能証明書」。申請期限は「原則、火葬された日の翌月の末日」、支給予定日は「申請書が提出された日(名古屋市に届いた日)の翌月の末日」。その他に「原則、ご利用された葬祭業者を通して申請してください。」「(補助対象者が直接申請することも可能です。)」。同ページの添付資料に「補助金のお知らせチラシ (PDF 350.8 KB)」があり、その説明文は「愛知県内の火葬場と利用した際の補助金額の一覧を掲載しています。」。もう1つの添付は「名古屋市市外火葬場利用料金補助金交付申請書 (Word 17.7 KB)」で説明文は「電子申請をされる場合は、申請書は必要ありません。」(2026-09-13 に curl で逐語確認)
- 名古屋市 八事斎場(人体火葬は休止中です) (2026-09-13 取得) 更新日2026年4月2日。ページタイトルが「八事斎場(人体火葬は休止中です)」。「令和7年3月31日をもって八事斎場での人体火葬を休止し、老朽化した施設の建替え工事を行っております。工事期間中は、港区にあります「名古屋市立第二斎場」をご利用ください。」「死亡動物の火葬は引き続き八事斎場にて行っております。」(2026-09-13 に curl で逐語確認)
- 名古屋市 【電子申請】国民健康保険における葬祭費の支給申請 (2026-08-30 取得) 「国民健康保険の加入者が死亡されたときは、世帯主または葬祭執行者に対し、葬祭費として50,000円が支給されます。」「(注)未納となっている保険料または延滞金がある場合は、支給を受けられない場合があります。」。処理は「区役所にて申請内容を確認し」と記載(2026-08-30 に curl で逐語確認)
- 愛知県後期高齢者医療広域連合 葬祭費 (2026-08-30 取得) 「被保険者がお亡くなりになったときは、葬祭を行った方に葬祭費として5万円を支給します。」。申請場所は「お住まいの市区町村の後期高齢者医療担当窓口」(2026-08-30 に curl で逐語確認)
最終更新: 2026-09-13