遺体の安置が延びたら1日いくら|名古屋市の遺体保管室400円(市民)と民間の延長料金

まず、この記事の要点

火葬の予約が先になると、安置の日数ぶん費用が増えることがあります。名古屋市立斎場の遺体保管室は1体1日400円(市民)。民間では、1社のプランの公表例で所定日数を超えると1日33,000円(税込)の加算です。何が日割りで増えるのか、見積もりで確認する点を整理します。

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筆者は本記事で扱うサービスの利用経験・利害関係はありません。本記事は自治体の公式情報と各社が公開している料金を整理したものです。

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火葬の日程が先になると、そのあいだの安置の費用が日数に応じて増えることがあります。 公営の例では、名古屋市立斎場の遺体保管室の使用料金は1体1日につき名古屋市民 400円(市民以外 600円)と公表されています(出典:名古屋市「市立斎場の使用料金」・2026-10-01確認)。民間の葬儀プランには、プランに含まれる安置日数を超えると1日ごとに加算される形で料金を掲載している例があり、たとえばよりそうお葬式の火葬式直葬プランは所定の2日を超えると1日超過ごとに 33,000円(税込)です(出典:よりそうお葬式 公式ページ・2026-10-01確認)。

ただし、この2つは同じものの値段ではありません。 市の遺体保管室は「保管室の使用料」の表で、搬送やドライアイスなどが含まれるかは、当サイトが確認した範囲では同じページに記載を見つけられませんでした。民間の超過料金は各社のプランの中での加算額です。並べて「どちらが安い」と比べるためではなく、安置が1日延びると何にいくらかかり得るかを見積もりで確かめるための物差しとして使ってください。

なぜ安置が延びることがあるのか

亡くなってから火葬までの日数は、火葬場の予約の空きや式の日程で決まります。名古屋市の場合、八事斎場の人体火葬が止まっています。第二斎場のお知らせは「八事斎場(天白区)の再整備に伴い、八事斎場は2025年4月から2028年5月31日までの間、動物を除く火葬業務を停止します。」とし、あわせて「火葬停止期間中、名古屋市立第二斎場の利用基準を変更し、火葬件数を増やして対応します。」としています(出典:名古屋市立第二斎場 お知らせ・2026-10-01確認)。

名古屋市は八事斎場の再整備のページで、市民優先予約枠を設ける理由を「冬季などの火葬件数が多い時期に予約が取りづらい状況が発生する可能性があるため、市民優先枠を設けます。」と説明しています(出典:名古屋市「八事斎場再整備」・2026-10-01確認)。実際に何日待つことになるかを示す公式の統計は、当サイトが確認した範囲では見つけられませんでした。 民間では、よりそうお葬式が過去実績として月別の平均安置超過日数を掲載しており、「安置日数は、火葬場の混雑状況(特に冬期)や地域によって変動する可能性があるため、目安としてご参照ください。」と注記しています(出典:よりそうお葬式 公式ページ・2026-10-01確認)。この掲載に地域ごとの内訳は見当たらず(当サイトが確認した範囲)、名古屋の待ち日数として読むことはできません。

公営:名古屋市立斎場の遺体保管室

区分使用料金(1体1日につき)
名古屋市民の方400円
名古屋市民以外の方600円

(出典:名古屋市「市立斎場の使用料金」・見出しは「遺体保管室の使用料金(八事斎場・第二斎場共通)」・2026-10-01確認)

この表について、言えるのは次の範囲までです。

  • 申し込み方法・利用できる条件・何日まで使えるかは、同じページに記載を確認できませんでした。 葬儀社を通すのか、遺族が直接申し込めるのかも、当サイトは確認できていません。使いたい場合は、依頼する葬儀社か斎場に確認してください
  • 表は「八事斎場・第二斎場共通」とされていますが、八事斎場は上のとおり人体の火葬業務を停止しています。停止期間中に八事斎場の遺体保管室を使えるかどうかは、当サイトが確認した範囲では記載を見つけられませんでした
  • 「名古屋市民の方」をどう判定するかの説明も、当サイトが確認した範囲ではこの表の周辺に見つけられませんでした。火葬料金の市民・市民以外の判定と同じ基準かどうかは確認できていないので、ここでは表の区分をそのまま載せています

民間:プランに含まれる日数と、超えたときの加算

民間の葬儀社のプランは、一定の日数ぶんの安置を料金に含め、それを超えた分を日割りで加算する形で表示されていることがあります。公開されている条件の例です(いずれも地域を限定していないプランページの掲載で、名古屋で依頼した場合に同じ条件になるかは各社に確認が必要です)。

事業者・プラン料金に含まれる安置超えたとき
よりそうお葬式 火葬式直葬プラン預かり安置2日分・ドライアイス2日分(面会はできない)1日超過ごとに 33,000円(税込)
小さなお葬式 搬送サポート(葬儀社を検討中に搬送・安置だけ先に頼む場合)安置料金1日(24時間)分(ドライアイス・安置施設料)を同社負担とする範囲検討中に安置が1日(24時間)を超えた場合、1日あたり 22,000円(税込)が自己負担

(出典:よりそうお葬式「火葬式直葬プラン」、小さなお葬式「お別れプラン」の搬送サポートの説明・いずれも2026-10-01確認)

読むときの注意が3つあります。

  1. 2行目は「葬儀プランの延長料金」ではありません。 小さなお葬式の搬送サポートは、葬儀社を決めかねているあいだに搬送・安置を先に頼む場合の条件で、同社は「ご検討中に安置が1日(24時間)を超えた場合」を自己負担になる場合の1つとして挙げています。同社のお別れプランそのものの安置は「出棺までの間、弊社指定安置施設にて最大2日間ご遺体をお預かりします。(ご対面不可)」と書かれていますが、プランの安置日数を超えたときの加算額は、当サイトが確認した範囲ではそのページに記載を見つけられませんでした
  2. 「1日」の数え方は会社によって違います。 よりそうお葬式は「日」、小さなお葬式の搬送サポートは「1日(24時間)」で表示しています。名古屋市瑞穂区に所在地を置く家族葬の「名古屋葬儀」事務局は、プランに含む安置日数を「故人様安置日数(死亡日午後を含まない)」という数え方で表示しています(出典:名古屋葬儀「火葬式プラン」・2026-10-01確認)。同じ「2日」でも、いつから数えるかで超過が始まる日が変わり得ます
  3. 超過料金に何が含まれるか(安置施設の利用料だけか、ドライアイスの交換も含むか)は、上の掲載からは読み切れません。見積もりの段階で聞いてください

見積もりの前に確認すること

安置が延びたときに増える費用は、事前に条件を聞いておけば金額の見当がつきます。次の5点を、口頭だけでなくメールなど後から見返せる形で確認しておくと、認識のずれが起きたときの手がかりになります。

  1. プランに含まれる安置日数は何日か(「日」で数えるのか「24時間」で数えるのか、死亡日を含むのか)
  2. 1日延びるといくら加算されるか(安置施設の利用料・ドライアイス・面会の有無で別料金になるか)
  3. 火葬場の予約がいつ取れそうかの見込み(名古屋市なら第二斎場。予約の建付けは名古屋市立第二斎場の料金・アクセス・予約の建付け)
  4. 公営の遺体保管室を使う選択肢があるか(名古屋市の場合は上の表。使える条件は葬儀社か斎場に確認)
  5. 搬送だけを先に頼む場合は、搬送費と安置料の負担条件(病院からの搬送については病院で紹介された葬儀社をそのまま使うべきか——搬送と葬儀は別の契約)

葬儀費用のうち、条例で決まる公営施設の料金以外に何が追加になりやすいかの全体像は葬儀の追加費用はどこで発生するか——式場・休憩室・待合室の公式料金にまとめています。この記事はそのうち「安置の日数」についての単価を拾ったものです。名古屋市の火葬料金と葬祭費を使った総額の検算は名古屋市で親を送る——火葬料5,000円(八事斎場休止中)と葬祭費5万円をご覧ください。


※本記事は特定の葬儀社を推奨・批判するものではありません。掲載した民間の料金は各社が公式ページで公表している額(2026-10-01確認)で、実際の契約条件は依頼先の説明と見積書で確認してください。公営施設の料金は名古屋市の公表資料に基づきます。

出典

  • 名古屋市 市立斎場の使用料金(ページID1016325・更新日2025年10月16日) (2026-10-01 取得) 2026-10-01 に curl で生取得(HTTP 200)。逐語=見出し「遺体保管室の使用料金(八事斎場・第二斎場共通)」、表の行見出し「使用料金(1体1日につき)」、列見出し「名古屋市民の方」「名古屋市民以外の方」、値「400円」「600円」。自社DB saijou_ryoukin に「名古屋市.八事斎場・第二斎場共通.遺体保管室(1体1日).市民/市外」として収録(2026-10-01)。同ページには遺体保管室の申込方法・利用条件・日数の上限・使用料に含まれるものの記載は見当たらなかった(当サイトが確認した範囲)。
  • 名古屋市 八事斎場再整備(更新日2025年10月16日) (2026-10-01 取得) 2026-10-01 に curl で生取得(HTTP 200)。逐語=「元日を除き毎日開場します。」「市民優先予約枠を設けて、市民の皆様の火葬を優先的に確保します。」「冬季などの火葬件数が多い時期に予約が取りづらい状況が発生する可能性があるため、市民優先枠を設けます。」
  • 名古屋市立第二斎場 お知らせ:令和7年(2025年)4月1日からの運用方法について (2026-10-01 取得) 2026-10-01 に curl で生取得(HTTP 200)。逐語=「八事斎場(天白区)の再整備に伴い、八事斎場は2025年4月から2028年5月31日までの間、動物を除く火葬業務を停止します。新しい八事斎場は2028年6月に供用開始予定です。」「火葬停止期間中、名古屋市立第二斎場の利用基準を変更し、火葬件数を増やして対応します。」
  • よりそうお葬式 火葬式直葬プラン (2026-10-01 取得) 2026-10-01 に curl で生取得(HTTP 200)。逐語=「式場や火葬場の混雑状況等によりご安置日数が各プランの所定日数を超える場合、1日超過するごとに、下記の費用がかかります。」「1日超過毎」「税込」「33,000」「円」。所定安置日数=「火葬式直葬プラン」「2日」(「火葬式自宅安置プラン」「火葬式面会プラン」「3日」、「一般葬プラン」「家族葬二日プラン」「4日」)。プランに含まれるもの=「寝台車×2回分 / お迎え搬送20kmまで / 出棺時50kmまで」「預かり安置 / 2日分」「ご面会はできません」、ドライアイス「2日分」。月別の参考値=見出し「【参考】月別の平均安置超過日数」、説明「以下は各プランの所定安置日数を超えた」「「超過日数」の月別平均(過去実績)」、注記「安置日数は、火葬場の混雑状況(特に冬期)や地域によって変動する可能性があるため、目安としてご参照ください。」。自社DB minkan_plan_ryoukin に「よりそうお葬式.火葬式直葬プラン(安置日数超過・1日ごと)」33,000円(税込)として収録(2026-10-01)。
  • 小さなお葬式 お別れプラン(搬送サポート) (2026-10-01 取得) 2026-10-01 に curl で生取得(HTTP 200)。逐語=プランの安置「出棺までの間、弊社指定安置施設にて最大2日間ご遺体をお預かりします。(ご対面不可)」。搬送サポートの「お客様負担となる場合」の1項目「ご検討中に安置が1日(24時間)を超えた場合(1日あたり22,000円[税込])」、「搬送料当社負担の範囲」=「お迎え場所から安置先まで50km以内の搬送」「安置料金1日(24時間)分(ドライアイス・安置施設料)」。自社DB minkan_plan_ryoukin に「小さなお葬式.搬送サポート(検討中に安置が1日を超えた場合・1日あたり)」22,000円(税込)として収録(2026-10-01)。
  • 家族葬の「名古屋葬儀」 火葬式プラン (2026-10-01 取得) 2026-10-01 に curl で生取得(HTTP 200)。逐語=「※2 故人様安置日数(死亡日午後を含まない)は2日間がプラン内です。」。団体概要 https://www.nagoya-sougi.com/group_outline/ の逐語=団体名「家族葬の「名古屋葬儀」事務局」、所在地「愛知県名古屋市瑞穂区平郷町1丁目2-2」。本記事では日数の数え方の例としてのみ使い、延長料金の額は税込・税抜の表示が確認できなかったため扱っていない。

最終更新: 2026-10-01